帰国して、早くも1ヶ月が経ってしまいましたが、続きです!

 

最後の1.5日は初めてのオーストラリアのメルボルンを訪問しました。

ニュージーランドからの機内でオーストラリアの税関票を記載するとき、一瞬ひるみました。

「牧場などへ行きましたか?」

という質問があったのです。

 

NZ編でご紹介したとおり、Saleyardsで結構羊のウン○を踏んづけていたので、さすがに正直に答えないとまずいだろうな〜と思いYesにチェック。

というのも、日本で口蹄疫が大流行したとき、韓国で農場を訪問した人の靴についてきた、という話を聞いたことがあったからです。本当か嘘かは分かりませんが、そういう可能性があるってことですよね。

で、税関を通りますと、案の定、特別レーンに通されました。乗客の1/3くらいがそちらへ行きます。

たくさんテーブルがあるのに職員が2〜3人しかいなくて、ガラガラ・・・。

若い女性職員に紙を渡すと、靴を見せて、と言われました。両方靴を脱いで渡すと、裏を見て片方返してくれ、「こっちは洗って来るわね」と奥へ持って行ってしまいました。

片足靴をはき、片足は靴下の間抜けな姿で待たされること2〜3分。

お姉さんがぬれた靴を持って出て来て「はい、もう大丈夫。でもまだ濡れてるから、ごめんなさいねー」

これで解放されました。

さすが牧畜が主な産業の国、徹底しています。

 

メルボルン在住の翻訳者さんからあらかじめ聞いていた通り、空港の出口を出るとすぐにカウンターがあり、ホテル直通のバスのチケットを往復で買うことができました。往復30ドルで、ホテルの入り口まで直行してくれるなんて・・・。

しかも、12人乗りの小さいバンで、後ろに荷物用のコンテナを引っ張っています。メルボルンって大都会のはずなのに、こんなのが走っていいの?



私が滞在したホテルは Southern Cross 駅のすぐ近く、ビジネス街のど真ん中。順番が最後だったので(知らなかったのでずっとそわそわしてましたが)、メルボルン市街の主な通りをほとんど通ってかいま見ることができましたので、お得な15ドルでした。

10人くらいを下ろしながら通りを縦横無尽に走り回ること約1時間。市街地に入って最初の路地を曲がったところで見かけたのが、いきなり日本語バリバリのお寿司屋さんでした(笑)。



メルボルンに来て異様に感じたのは、古いヨーロッパ風の建物がメインストリートに面していて、脇の小道を入ると全面ガラス張りの超高層ビル、みたいな街区が多いのです。

こんな感じ。



それと、ポスターなどにあらゆる言語が書かれていて、日本語もあちこちで目にしました。

さて、ようやくホテルに着いてチェックインすると「実は、このお部屋はインターネット回線が壊れているので、後で修理にうかがいます」とorz

分かってるんなら到着前に直しておけ〜〜と、口から出そうになりましたが、人の良さそうな若い韓国系のお兄さんで、あまりに申し訳なさそうなのでやめておきました。

で、部屋で荷物を下ろして待っていると、同じお兄さんがやってきて、回線のチェックをしましたが、ケーブルを替えないとダメらしい、ということでまた後で来ることに・・・。

せっかく明るいうちについたので、先に町を散策しようと思い、戻ってから直してもらうことにして、外へ出ました。

4ブロックほど歩き回り、なんとなく雰囲気が分かったので、水のボトルなどを買ってホテルへ戻り、フロントでインターネットの修理をお願いしましたが、待てど暮らせど・・・。フロントに2回電話をして、やっと来てもらったのが部屋に戻って1時間半も経ってから。

そこでメルボルン在住の翻訳者さんにもう1つ聞いていた情報を思い出したのです。

「ここ、カスタマーサービスは最悪です」

・・・早速体験(笑)。

みんな人は良さそうな感じなんですけどね〜。人が良いだけではカスタマーサービスはダメみたいです。

 

ネットが治ったので、モバイル機器を設定して、もう外へ出るのも面倒なので下のバーで食事をすることに。

お客がまばらで、ちょっと寂しい感じでしたが、しばらくするとイタリア人の集団がやってきました。なんとも楽しそうだこと。近くのコンベンションセンターでやっているカンファレンスの出席者なんだそうです。

と、教えてくれたのはインド人のウェーターさん。日本から来たというと「ボクは日本へ英語を教えに行きたいんです」と。

なので、大学卒業資格があればALTに応募できるよ、と教えてあげると、まだ大学を卒業していないのだそうで、自分で日本語の勉強がんばります、と言っていました。オーストラリアに来て6年だそうで、大学を中断してホテルで働いていると言っていました。いわゆる苦学生なんですが、気さくな若者でした。

 

というわけで、初日はわずか5、6時間の活動でしたが、いきなり移民の国の洗礼を受けました。

 

翌日、この旅の南半球最終日は、まず前述のメルボルン在住翻訳者さんとホテルで朝食。

というのも、実はネットでホテルの予約をしたとき、1人で予約したのに、なぜか朝食が2人分になっているのに気づかず決済しちゃったんです。で、まあ、キャンセルすることも出来たみたいなんですけど(到着してからフロントで、キャンセルできるよ、と言われました)彼女を朝食にお誘いしたわけです。

それから、彼女が以前に勤めていた翻訳会社を訪問。

メルボルン名物のトラムに乗って行きました。



彼女がこの会社を辞めたのは私が訪問した日の1週間くらい前で、”Welcome back!” と皆さんに歓迎されていました(笑)。

 

オーストラリアというのは翻訳大国で、たぶん世界で唯一、翻訳の国家資格があります。そして、行政関連の翻訳は、そのオーストラリア国家資格を持っている人でないと出来ないケースが多いのです。

そのため、翻訳の善し悪しに関わらず、特に希少言語については資格を持っていれば仕事が入るのですが、必ずしも

有資格=翻訳がうまい

というわけでもないらしく・・・。ま、それはどんな資格も同じですよね。

たとえば運転免許(笑)。

それで、彼女がこの会社で日本語翻訳のコーディネートをしているときに「資格がいらなくてクオリティが必要な仕事」をこなすため弊社を紹介してくださったのですが、実は外国に外注するのは会社として初めてだったそうで、彼女と私の連携のおかげでbreakthroughになった、と大変感謝していただけました。

こちらの会社では、オーストラリアの行政が移民へのサービスとして税金で提供する翻訳を業務委託されているため、移民の出身国(言語)の数だけ翻訳言語があります。その数なんと・・・

100!

おひさまハウスは6言語扱っていて、日本では多い方なのですが、足下にも及びません@.@

社内の各部署を案内していただき、いつも翻訳を発注してくださる方々とコーヒーを飲みに行きましたが、これまたインターナショナルなメンバーで、ボスはコロンビア人(スペイン語ネイティブ)、もう1人の方は中国系マレーシア人(マンダリンネイティブ)、そして私たち日本人2人。

移民してきたきっかけや、それぞれのお国事情なども聞くことができて、とても楽しい時間でした。そして、仕事相手に実際に会うというのは、本当に大事なんだな、と改めて思いました。

 

その後は彼女とおデート(笑)。といっても行く場所も決めていなくて、とりあえず美術館でも、ということで行ってみると、なんと休館日Orz

ミュージカルや演劇もあったのですが、終演時間が遅く、帰りの飛行機に合わないので×。

とりあえずランチ、ということで街を散策しながら食べるところを探すことに。

カフェが並ぶ路地がたくさんあります。どこで食べようか悩む〜**;

結局、こういう通りを3本くらい歩きました(笑)。実は2人とも優柔不断だったのか。。。



歩道を陣取ってジャズをやっているバンドの脇をパトカーが何事もなかったかのように通り過ぎ、人々は当り前のようにコインをギターケースへ。

この光景を見て、一気にこの街が好きになりました。芸術が大切にされる所って、心が豊かなんだと思いますよ。

 

無事、おいしいイタリアンにありついた後は、前日のインド人のウェーターさんが薦めてくれた移民博物館へ行ってみることにしました。

これが大当たり。かれこれ3時間ほど、閉館で追い出されるまで色々勉強しました。



最後に見た特別展の「英国の児童移民」展が、何と言っても衝撃でした。。。イギリスの口減らしと植民地に働き手が必要だったため、ストリートチルドレンや子だくさんな家の子どもが、船に乗せられてオーストラリア、カナダ、ニュージーランドなどの新天地へ送られたのだそうです。

子ども達は3〜14歳。日本で言ったらおしんのような話なのですが・・・おしんなら山形県内だけど、地球の裏側へ子どもだけで・・・。

まだ生きている元児童移民の証言フィルムなども見ることができて、とても分かりやすかったのですが、心が重たくなりました。

ニュージーランドでも思いましたが、小〜高校の歴史や地理で習っていることって、本当に上っ面なんだな〜と感じるとともに、旅行に行ったら、地元の歴史などをよく知っている人に話を聞くか、こういう場所を訪れて学ぶことが大切ですね。

博物館は写真撮影OK。メルボルンが最初に開拓されたころの絵がありました。



海岸沿いにいくつか建物が並んでいるだけ・・・この絵は日本の江戸時代末期ごろ。本当に新しい国なんだな、と実感します。

 

博物館のあとは、川沿いを散策したり、



カジノの中を通ったり(ギャンブルはしませんでしたよ!)、おしゃべりしたり・・・そしてタスマニア料理のレストランで夕飯を食べてホテルへ戻ると、ちょうどシャトルバスが迎えに来てくれていました。

チェックアウト後でもホテルで荷物を預かってくれて(無料、チップもなし!)さらに帰りもホテルから空港直行バス。個別のカスタマーサービスはともかく、システムは便利でした。

帰りのバスは乗客2人。気の良い運転手さんと、スコットランドからワーホリに来ていた27歳の女性バックパッカーと私の3人で、わいわいおしゃべりしながら空港へ。

メルボルンでは、10人くらいの人と話したと思うのですが、なんと全員出身国が違いました。同じ移民の国でも歴史が古いアメリカに比べ、英国以外からの移民受け入れの歴史が新しいオーストラリアならではの体験でした。

今度行くときはもっと時間を取って、タスマニア島や野生のペンギンのいるビーチなどへ行ってみたいな〜。

でも街は1日で十分かもです。

 

さて、いよいよ最終回は、食べ物編!乞うご期待♪

 

 

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